論語に「之を知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」という一節があります。学問もスポーツもまず知ることから始まります。例えばサッカーでいえば、ほかの人のやっているとこを見ることで自分たちのゴールを守って、相手のゴールにボールを運ぶスポーツであるということを知ります。実はサッカーの本質はそこにあります。最初の出会いでサッカーの本質を知ることになるのですが、やっていくうちに本質からだんだん逸れていくことがあります。オステンの指導の根本はサッカーの本質を忘れず子供たちの能力を伸ばすことです。やっているうちにだんだんサッカーが好きになり、いろいろな技術や戦い方を覚え練習、試合をすることが待ち遠しくて仕方がない、そんな子供たちを育てるのがオステンの理想です。そのためには基礎技術、戦術の習得は必要不可欠です。「観る・止める・蹴る・運ぶ」ことの反復練習は徹底的に行います。
　また、人間的にも成長する年代です。周囲の人びとへの感謝の気持ち、一緒にプレーする仲間との友情、尊敬の気持ちを持てる人間を育成したいと思います。指導者は全員が日本サッカー協会公認指導者ライセンス、審判資格を有しています。更に教員資格も4名が持っています。そのためサッカーの指導はもちろん人間教育にも配慮できる環境を形成しています。
　競技スポーツとしてのサッカーの観点からは子供達の「夢」を実現できるよう「楽しさ」と「勝利」が結びつく指導を実現し、生涯スポーツとしてのサッカーの観点からはどのような形でもよいのでサッカーに関わり豊かな人生を送れるよう働きかけております。
　私自身、高校サッカー界に身を置き、45年以上サッカーに情熱と勝利への飢えを求め続けてきました。愛知県代表としてインターハイ、高校サッカー選手権に出場はしましたが、未だ探求の道を邁進しております。体験練習は随時可能です。ぜひオステンFCの練習を感じて下さい。きっと子供達が必要とするものがあると思います。

クラブ総監督　東平二